浮気調査で不倫が発覚|離婚?和解?その後の3つの対処方法
浮気調査を依頼して、その結果パートナーの浮気が発覚したとします。ではその後、撮影された証拠や情報を使って、パートナーと浮気相手にどう対応すべきでしょうか?
ここでは、和解、協議離婚、調停および裁判離婚という3つのパターンについて紹介し、依頼者が決意を固める方向性を示していきます。
目次
本サイトの登場人物について
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自己紹介1
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- 元探偵のシャーロック君
- 本サイトの主人公。中の人は元探偵
- 探偵業務の名残から、現在も細々と地方にて活動中
- 家庭内の理由によりUターン
- 帰郷を機に、探偵業務とは別に雑誌の編集も兼務
- 趣味は温泉巡り
- 一言「実際の実務の経験から、このサイトの悩みを抱えてる人に役立てればなと」
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自己紹介2
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- のり子さん。人妻34歳
- 本サイトの相談人
- 旦那有り、子供一人
- 夫の浮気に不信となり、浮気調査を依頼しようかなと悩む女性
- 某外資企業のPR担当で、高学歴キャリアウーマン
- 一言「私も、それなりの稼ぎあるし。この際旦那とは別れても、、、」と実は思っている
パターン1. 和解する
特に女性の依頼者が多く、浮気の証拠がとれたものの、いざ離婚となると子供や生活のことを考えて思いとどまるパターンです。調査を依頼するということはそれだけ時間とお金をかけ、精神的にも労力を使います。
その結果をムダにしないためにも、まずは依頼の前に「和解か離婚か」の決断をすべきです。
浮気が発覚して、証拠がとれた場合でも和解するというなら、その証拠を夫婦関係の担保として使うべきでしょう。証拠があればパートナーも認めざるを得ないため、「次に浮気をした場合は離婚するという意思を書面に著し」、パートナーに承諾させます。
この書面には、次に浮気した場合に離婚することを約束させるため、その条件を詳細に記載しておきます。夫婦の共有財産、親権、生活費、養育費、負の財産(住宅ローンや借金など)。どちらがどのくらい受け取る、あるいは負担するかを詳細に記載し、パートナーに署名、押印させましょう。
公正証書を作成しておけば、法的に強制力があるため、次に夫婦関係の契約を破った際には書類が効力を発します。公正証書は作成に料金がかかるため、あらかじめ調べておきましょう。
パターン2. 協議離婚する
証拠や情報がとれたらとにかく離婚すると決めている場合。
ここでポイントになるのは、パートナーに証拠を見せるかどうかの判断です。もし、2人の話し合いで離婚が決まり、離婚の条件(財産や親権など)に合意するなら、パートナーに証拠を見せてもOKでしょう。
証拠を見せて、自分の主張を通すための材料として使います。調停や裁判になっても「この証拠があるのだから同じ離婚条件になる」ことを理解させる手段となります。
しかし、パートナーが認めなかったり、離婚の条件に合意しない場合は2人の話し合いによる協議離婚は成立せず、調停に訴えることになります。
まだ証拠は見せてはいけない?最大のポイントとは?
パートナーが認めて協議離婚に合意するか、離婚の条件をのまずに離婚しないと反論するか。相手の性格や考え方を知っているのは、長いあいだ夫婦として連れ添った依頼者にしかわからないことなのです。
もし、話し合いで決着がつかずに協議離婚が成立しないと予想できるなら、『撮影した証拠は一切パートナーに見せてはいけません』。証拠は調停もしくは裁判で使うためにとっておき、調停委員や裁判官に対して自分の主張を訴えるための材料として使うのです。
パターン3. 調停および裁判離婚する
パートナーと話し合いで決着がつかないと、初めから予想できる場合は、証拠がとれた段階で調停の手続きに移る準備をします。もちろん、最初は協議離婚を提案し、財産や親権などに関して自分の希望をパートナーに訴えます。
これで決着がつかない場合に調停を利用することになるので、話し合いにならないだろうと判断できるなら、最初から証拠は見せないようにしましょう。
実際の調停では、調停委員が離婚に至った理由を聴取し、離婚に関する条件を提示していきます。そこで証拠を提出すれば、離婚の理由が明らかになり、依頼者の主張が尊重されるでしょう。
調停や裁判の前に証拠を見せてしまうと、パートナーは『自分が調査されている』とわかり、警戒心を抱いて浮気相手と対策を練るでしょう。そのため、調停や裁判でさらなる証拠が必要になっても、警戒した相手に証拠をとっていくのは困難になっていきます。
まとめ
和解するか、協議離婚で解決するか、調停や裁判までもつれるか、それはパートナーの性格や考え方次第です。
どのパターンになるかは夫婦である依頼者のみがわかっていることなので、あらかじめ自分の意思を決めておく必要があるのです。
パターンによって証拠を使うタイミングが変わるので、契約の前にはある程度決意を固めておきましょう。